ごろちゃんがいなくなって2,3週間が経った頃、
ソマリの画像検索をした日がありました。
自分でも「なぜ今こんな事してるんだろう」と思いながらも結構長時間やってました。
ごろちゃんに似たコを見付けては「このコは今元気だろうか」「このコも甘えたさんなんだろうな」
「このコも食いしん坊なのかな」等と妄想を楽しみながらも複雑な思いで見ていました。
そして最後は決まって「やっぱりごろちゃんが一番可愛いな!」という結論に至っていたので
そう思いたくて検索していたのかも知れません。
2021.4.12 13歳のお誕生日。食べ方が雑。

最初に
ソマリの画像検索をしたのはごろちゃんがうちに来た頃。
他の
ソマリが気になって検索したのですがどのコもごろちゃんそっくりで驚きました。
中には区別がつかないほど瓜二つのコも数多くいました。
毛色もレッドとルディばかりでブルーとフォーンは見つからなかったなぁ。
あれから14年。
今もごろちゃんに瓜二つのコはいるけど全く似てないコも結構いる。遺伝子が広がったのかな。
もちろんアメリカンカールの画像検索もした事があります。グーグーにそっくりなコは見つからなかったな。
今回画像検索していると複数の
ソマリのブリーダーさんのページと
ソマリのあるベテランオーナーさんのサイトに辿り着きました。
このベテランオーナーさんのサイトは今まで何回か訪れた事のあるサイトでした。
2010.5.13 2歳になった頃。

そのサイトを最初に拝見したのはごろちゃんを迎えて2,3年経った頃。
ごろちゃんが下痢をした時です。
ご自身の豊富な経験をもとに
ソマリの性格や体質、疾患について書かれたサイトだったので
「ソマリは若齢時お腹が弱いコが多い」という記載を見つけた時はすごく納得したのを覚えています。
ちなみに下痢はカリカリを変更するとあっさり治りました。(お薬も服用)
それからお腹を壊したのは後にも先にもこの一度だけでした。
変更したカリカリはロイカナのセンシティブ。懐かしいな。
2011.12.6 初めてのてんかん発作から2時間経った頃。

ブリーダーさんとベテランオーナーさんのサイトに共通して記載のあった項目。
それは
ソマリの遺伝性疾患。
今回その詳細を読むのに躊躇しました。
読んでしまったら知らなかった事を知ってしまってきっと後悔の波が押し寄せる。
今読むのは止めよう、もう少し時間が経ってからにしようと思いつつも
もっとごろちゃんの事を知りたいという気持ちが勝り読んでしまいました。
下記、
ソマリの遺伝性疾患(棒線より上)とベテランオーナーさんが体感する
ソマリの疾患(棒線より下)です。
ピルビン酸キナーゼ欠損症赤血球破壊による貧血。慢性的な貧血のため無症状。茶褐色の尿(ヘモグロビン尿)。
進行性網膜萎縮症網膜が薄くなることから夜の視力が低下しやがて失明。
悪性腫瘍猫は皮膚腫瘍、乳腺腫瘍、リンパ・造血器系腫瘍が多い。
肥大型心筋症→
猫の肥大型心筋症猫に多い。血液を心臓から上手く送り出せなくなる。
猫は後ろ足の付け根の血管に動脈血栓症を発症する事がある。後ろ足麻痺になるのが特徴。
末期は肺水腫による呼吸不全。
ビリルビン胆石症胆嚢内の結石。黄疸。
後天性重症筋無力症猫では非常に稀。免疫異常。筋肉の脱力。
アミロイドーシス異常なタンパク質沈着による臓器機能障害。
慢性的な炎症や感染症、腫瘍、ウイルス疾患によって発生。
アビシニアンが発症しやすい。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
停留睾丸精巣(タマタマ)がお腹の中に留まっている。遺伝的疾患。
特発性てんかん発作原因不明のてんかん発作。その6割が若年で発症。
特発性膀胱炎原因不明の膀胱炎。若い猫に多い。
リンパ腫血液のがん。猫の腫瘍の1/3を占める。
膝蓋骨脱臼膝のお皿がずれる脱臼。猫は稀。
2013.2.22 10年前の猫の日。

オーナーさん体感の疾患には驚きました。
停留睾丸、特発性てんかん、特発性膀胱炎、この3つはごろちゃんも罹患していたからです。
しかもこのオーナーさん宅のソマリちゃんの膀胱炎は膀胱壁の腫れが原因だったそうです。
ごろちゃんが最後2,3ヶ月続いた膀胱炎も膀胱壁の腫れが原因でした。
ソマリの遺伝性疾患に関しては全て持ってたんじゃないかと感じるほど思い当たる節があります。
進行性網膜萎縮症は明白でした。
発症したのはグーグーがいなくなって4ヶ月が経った頃。
当時は膀胱炎のお薬の副作用だと思っていたのですが元々その因子はあったんだと思います。
すぐにアンチノールとメニにゃんを服用。その後視力は割とすぐ完全復活し3年は問題ありませんでした。
再発したのは去年夏。
夜盲を経て徐々に悪化し完全に失明したのは亡くなる2ヶ月前でした。
ピルビン酸キナーゼ欠損症もあったと思います。
確認出来た症状は茶褐色の血尿。去年の秋でした。
亡くなる1ヶ月前には口内粘膜や肉球に血色がなくなり四肢の末端が冷たかった。
造血剤と鉄剤で手は尽くしたけど結局改善されませんでした。
2014.4.12 またたびキッカーに荒れ狂う。6歳のお誕生日プレゼント。
後悔が残るのは肥大型心筋症です。
調べると肥大型心筋症はソマリに限らず猫に多い疾患のようです。
症状を見るとごろちゃんも発症していた可能性がとても高い。
その症状とは後ろ足麻痺。
ずっと麻痺の原因が分からなかったのですが今回血栓だったんだと気付きました。
思えば去年春頃からうっすら症状は出ていたと思います。
今時間を巻き戻しても肥大型心筋症を早期発見出来たかは分かりません。
だけどその症状に後ろ足麻痺があると知っていればもっとどうにか出来たんじゃないかと。
もしかしたら旅立つ間際まで自分の好きなタイミングでご飯を食べたりパトロールも出来たんじゃないかと。
かばさんと「せめて自分で歩けたらQOLも違うのにな」と最後の最後までその原因を探っていました。
2016.4.12 8歳のお誕生日。

そう言えばごろちゃんのハッキリした死因は知りません。
先生に伺えば答えてくれるだろうけど今まで死因については全く考えた事なかったな。
亡くなる1ヶ月前に見つかったお腹の悪性腫瘍の転移。
原発巣がどこなのか、固形ガンなのか血液のガンなのか結局わからなかったけど
呼吸は最後まで出来ていたので肥大型心筋症ではなく悪性腫瘍からの多臓器不全か
心不全かなと勝手に思っています。
最後の最後までターミナルケアに徹していたからか直接の死因に関しては今でも関心はありません。
2017.4.16 9歳になったばかり。

今回
ソマリの遺伝性疾患の症状を知り飼い主として色々思う事はあるけど
ごろちゃんに対しては今新たな思いが芽生えています。
複数の遺伝性疾患を抱えながらよく14年も生き抜いてくれたという誇らしい思いです。
グーグーとの11年間、ピーちゃんとの3年半。ごろちゃんは素晴らしい時間を最後の最後まで
私たちに送り続けてくれました。感謝しかない。
ソマリは本当に素晴らしい猫です。縁があればもう一度一緒に暮らしてみたいと思うほど。
その中でもごろちゃんは世界一のソマリです。ごろちゃん最高!!
2018.4.12 10歳のお誕生日。

最近日本でも一般的になってきた猫の遺伝子検査。
近々ピーちゃんに受けてもらおうと思う。
にほんブログ村
にほんブログ村
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ:ペットの健康・病気・怪我 - ジャンル:ペット
- 2023/02/09(木) 16:02:25|
- ごろちゃんロス
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0